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投稿日 : 2008-11-14
道社保協は11月14日、道に対して、子どもへの資格証明書発行問題で、市町村に発行をとりやめるように指導して欲しいと緊急要望書を提出しました。
道は、「道として文書を出して市町村に指導して欲しい」との要望に対しては、「国保(資格証明書)に関しては国と保険者である市町村の問題であり、道として文書を出したり、指導することは出来ない」と従来からの答弁の繰り返しに終始しました。札幌市が18歳未満の通常の保険証発行を決めましたが、道は、子どもが医療を受けるときなど特別な事情に準じて、緊急的対応として「速やかな短期被保険証の交付に努める」とした国の通知通り、「短期保険証」の発行を強調しました。
なお、交渉の中で、18歳未満の子どもすべてに保険証を発行しているのは、政令都市・県庁所在地の中で熊本市・静岡市・札幌市(12月1日から)の3市であることが判りました。熊本市も静岡市も短期保険証の発行で、普通の保険証発行は札幌市が初めてになります。
室蘭市、子どもへの国保資格証明書発行を取りやめる!
室蘭市では、小・中学生6人の子どもに国保資格証明書が発行されていましたが、全員に保険証が交付されました。市は、小学生5人については、10月から乳幼児助成が小学校6年生まで拡大したことにより、その時点で保険証を発行し、同制度の対象外である中学生についても、「機械的に取り扱うことにないように柔軟に」の立場で短期保険証を12日までに発行しました。
中学生への保険証発行に先立って、市村西胆振社保協事務局長は市に、「昨年、一昨年と保険料の値上げを止めてと署名や市に対して要望も出している。市税、介護保険料、国保料と値上げしておいて、払えないから資格証を発行するということでは生活に困っている家庭には大変辛いこと。とても認められない。特に子どもで資格証の1名の中学生については教育的配慮が必要である。ただちに解消してください」と要望していました。
ほっかいどうの社会保障08,11,14
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