投稿日 : 2008-11-28
北見市は、国保資格証明書発行世帯数660世帯・954人中、子どものいる世帯68世帯・118人(就学前22人・小学生31人・中学生34人・高校生31人)に資格証明書を出していました。この間、北見生健会は「子どもへの資格証明書発行をやめよ」と要望していましたが、北見市議会は、高校生をふくめ118人全員に09年9月まで有効な正規の保険証の発行を確認し、11月27日付けで郵送されました。
札幌市が灯油貸付を12月15日から改善~引き続き「福祉灯油」の実現を
札幌社保協と道生連札幌協議会が「福祉灯油」「あったか応援資金の継続と改善」を求めて、市交渉や議会陳情をおこないました。「あったか応援資金」について、対象世帯の拡大(5千から7千へ)、市民税均等割世帯までの拡大、暖房の種類も電気暖房やガスなどに拡大するなどの改善が実現しました。引き続き、返済のない「福祉灯油」の実現に向けて運動をすすめています。「福祉灯油」の陳情は、12月9日の市議会で審議される見込みです。
ほっかいどうの社会保障08,11,28
投稿日 : 2008-11-21
厚労省が国保加入者の「無保険」になっている子どもの全国調査結果を発表したことを受けて、各地で「子どもへの資格証明書発行をやめよ」と運動をすすめ、札幌市などで画期的な見直しが行われたり、資格証明書発行を解除する自治体が相次いでいます。
道社保協、各地域社保協、道勤医協などが、道内で子どもに資格証明書を発行している38市町村に対して、現状と今後の対応について緊急の調査を行いました。(主に電話による聞き取り)
10市町が資格証明書発行ゼロに!(判明分)
調査の結果、資格証明書発行数がゼロになったのは、以下の自治体です。
乳幼児医療の対象拡大等により~室蘭市・江差町・せたな町・浦臼町
子どもへの資格証発行基準の見直しにより~七飯町
通知を受けて対応・個別対応・他~松前町・喜茂別町・当麻町・浦幌町・別海町
*伊達市は、見直しにより小学生以下の11人に保険証を交付、中学生4名が残っています。
7市町が資格証明書発行基準を積極的に見直す!
発行基準を見直して資格証明書を発行しないことになった自治体は以下の通りです。
札幌市・根室市・伊達市・七飯町・浜中町・中標津町・せたな町
内容は、添付のニュースをご覧ください。
ほっかいどうの社会保障08,11,21
投稿日 : 2008-11-15
北海道社保協は、道内180自治体の議会に対して「後期高齢者医療制度の関する陳情書」、「介護労働者の人材確保・待遇改善に関する陳情書」を提出し、国への意見書提出を求めていました。
後期高齢者医療制度については、29の自治体から議会での審議結果が戻りました。
制度の廃止を求める意見書を採択 :8自治体
制度の見直しを求める意見書を採択 :1自治体
すでに、廃止を求める意見書を採択済:5自治体
介護労働者の人材確保・待遇改善については、35自治体から戻りました。
意見書を採択 :24自治体
すでに、意見書を採択済み:1自治体
自治体の採択状況を添付します。
「後期高齢者医療制度」審議結果一覧 「介護労働者の人材確保・待遇改善」審議結果一覧
投稿日 : 2008-11-14
道社保協は11月14日、道に対して、子どもへの資格証明書発行問題で、市町村に発行をとりやめるように指導して欲しいと緊急要望書を提出しました。
道は、「道として文書を出して市町村に指導して欲しい」との要望に対しては、「国保(資格証明書)に関しては国と保険者である市町村の問題であり、道として文書を出したり、指導することは出来ない」と従来からの答弁の繰り返しに終始しました。札幌市が18歳未満の通常の保険証発行を決めましたが、道は、子どもが医療を受けるときなど特別な事情に準じて、緊急的対応として「速やかな短期被保険証の交付に努める」とした国の通知通り、「短期保険証」の発行を強調しました。
なお、交渉の中で、18歳未満の子どもすべてに保険証を発行しているのは、政令都市・県庁所在地の中で熊本市・静岡市・札幌市(12月1日から)の3市であることが判りました。熊本市も静岡市も短期保険証の発行で、普通の保険証発行は札幌市が初めてになります。
室蘭市、子どもへの国保資格証明書発行を取りやめる!
室蘭市では、小・中学生6人の子どもに国保資格証明書が発行されていましたが、全員に保険証が交付されました。市は、小学生5人については、10月から乳幼児助成が小学校6年生まで拡大したことにより、その時点で保険証を発行し、同制度の対象外である中学生についても、「機械的に取り扱うことにないように柔軟に」の立場で短期保険証を12日までに発行しました。
中学生への保険証発行に先立って、市村西胆振社保協事務局長は市に、「昨年、一昨年と保険料の値上げを止めてと署名や市に対して要望も出している。市税、介護保険料、国保料と値上げしておいて、払えないから資格証を発行するということでは生活に困っている家庭には大変辛いこと。とても認められない。特に子どもで資格証の1名の中学生については教育的配慮が必要である。ただちに解消してください」と要望していました。
ほっかいどうの社会保障08,11,14
投稿日 : 2008-11-01
10月30日、厚生労働省は、国保加入者の「無保険」になっている子どもの全国調査結果を発表しました。親が国民健康保険の保険料(税)を払えないために国保証を取り上げられて、「無保険」状態になっいている中学生以下の子どもが、全国で32,903人・北海道は950人(厚労省は1,719人と発表したが、精査して訂正した数)にのぼり、なんの責任もない子どもたちが医療から排除されている実態が浮き彫りになりました。
資格証明書の発行は、市区町村に発行が義務づけられた2000年以降、大幅に増えました。
私たちは、保険証の取り上げは「医療にかかる権利を奪うもの」として、通院が大幅に制限されたり、治療中断や「手遅れ死」などの事例も明らかにして、発行をやめるよう運動をすすめ、子どものいる世帯への資格証明書の発行を取りやめた自治体も生まれています。しかし、病気になりやすいこ子どもがいても、お構いなしに保険証を機械的に取り上げる、自治体の非情な対応も明らかになりました。
厚労省は、「緊急対応~子どもが医療を受ける必要性が生じ、一時払いが困難である申し出の世帯にはすみやかに短期保険証を交付」等をいっています。
各地域で、子どものいる世帯の資格証明書の発行は直ちにやめるよう要請しましょう。
国保証を取り上げられた子どもの数・市町村別 (38市町村) 9/15現在
市町村別の発行状況は添付のニュースをご覧ください
ほっかいどうの社会保障08,11,1
投稿日 : 2008-11-01
「笑顔でくらしたいNo,42(08,10,1号)」の資料です。
○平成19年度市町村福祉灯油等の実施状況
○福祉事務所別生活保護状況(世帯類型別速報値)
○2008年度地域別最低賃金の審議・決定状況
○安上がりの使い捨て労働No!!均等待遇の実現を!~新婦人の「はたらく女性のおしゃべりシート」のまとめ
「笑顔でくらしたい第42号」掲載の資料
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